今年、鼓和は結成20周年を迎えました。
2006年に鼓和を立ち上げた時、「20年後」を具体的に思い描いていたわけではありません。
ただ、マーチングドラムの持つ魅力や可能性を、もっとたくさんの人に届けたい。ドラムという楽器を使って、音楽だけではない、新しいエンターテインメントをつくりたい。そんな思いから、鼓和はスタートしました。
当時は、今のような活動ができる環境が最初から整っていたわけでもなく、楽器もないところからのスタートでした。それでも、その時々で出会ったメンバー、そして応援してくださる皆さんに支えていただきながら、これまで活動を続けてくることができました。20年という時間を振り返ると、本当にたくさんの方々の顔が浮かびます。
「自分たちだけでここまで来た」という感覚はまったくありません。鼓和という場所に関わってくださった一人ひとりの力や思いが積み重なって、今の鼓和があるのだと思います。
そして、この20周年という節目に開催した5月、7月の記念公演。
準備をしている間は、「20周年だから何か特別なことを」という気持ちもありました。
でも、最終的に大切にしたかったのは、特別なことよりも、「これまでの鼓和」と「今の鼓和」、そして「これからの鼓和」をしっかりと感じていただけ、皆様に感謝を伝える公演にしたいということでした。
今、改めて感じているのは、20年という時間は決して簡単に続けられるものではないということです。
この先の10年、20年、どこまで活動が続いていくのかは分かりませんが、それでも挑戦を続け、新しい作品を生み出し、鼓和にしかできないステージを届けていきたいと思っています。
20年間、本当にたくさんの方々に支えていただきました。改めて、心から感謝いたします。
そして、これからの鼓和も、ぜひ一緒に見届けていただけたら嬉しいです。
20年分の感謝を胸に。
これからも、どうかよろしくお願いいたします。
夏井洋平





