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どこかであなたが今(大窪研二)

窓の外は春。桜のつぼみが懸命に開こうとしています。

今回のブログ、サブリーダーの大窪研二が担当します。
さて、我々鼓和は多くの方に支えられ応援いただき、遂に活動15年目という節目を迎えております。
新型コロナウイルスという目に見えない災害に見舞われているこの時代に、ちょうどターニングポイントを迎えているかのような不思議な気持ちがあります。
何のために今日まで活動を続けてきたのか、これからどうなっていきたいのか、自粛を余儀なくされたり、いただいた演奏のおしごとのキャンセルが続いて待ち構えているときにはいろいろなことを考えました。

その中では、やはり好きなものに寄り添いながら、出会う人、仲間や家族を大事にし、そして心身を大事にしつつ日々を過ごしていくことの重要性に多く気持ちが傾きました。
僕の場合、幼少期には何にも特段の熱中をせず、そんな時代に家族の勧めから始まったのが、いまに繋がる活動(ブラスバンド、マーチング)でした。
ときには取り巻く環境や自分の未熟さにより、活動が遠のいたり、嫌になることもありましたが、なんとかこれまで続けてくることができて、個人的にはもう25年以上の長さとなりました。音楽や打楽器、それそのものの力に引き寄せられ続けたのだと思います。
そんな暮らしのなかで出会った友人たちと、ひっそりと練習道具だけを持ち寄って始まったチームの活動。
それが鼓和でした。
活動はもちろん試行錯誤で紆余曲折、いろいろなことがあったと思います。
間違いも苦労も多かったですが、それを受け止め経験していまの活動ができていると思いますので、前例無く自分たちにしかできていない道を未熟ながらも「確かに」進んでいけているのではと感じます。
先日に発売されました業界内の専門雑誌「マーチングエクスプレス21」では、我々の特集ページを作っていただき、表紙にまで起用いただけるということがありました。
おかげさまで、また多くの方々に存在を知ってもらえるのかと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。
昔はマーチングや専門の情報を手に入れられる機会は限定的で、当誌を興奮して何度も何度も読み返していた自分を思い出します。
出場団体の集合写真のなか、ちいさくちいさく自分や仲間が載っていることにわくわくしていた自分。こんなことがあるなんて想像すらできていなかったですが、「やってみて、やれないことはない。やらずにできるわけがない」そういうことを改めて感じます。
こんな時代だからこそ、自分たちのできることでひとを元気にしたい。そして自分もそれを通じて楽しんだり、いろいろなことをもっと経験したい。そう思います。

まだまだ暮らしには不安がついてまわりますが、そんななかでもできることに取り組み、
すべきことややりたいことを丁寧にしていきたいと思います。
みなさんも、どうか心身ともにお元気でお過ごしください。
そして、動画でもライブ演奏でもどちらでも結構です。コアの演奏を見て元気になってもらえれば嬉しいです。

窓の外は春。桜のつぼみが懸命に開こうとしています。

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