かき氷、アイスクリーム、プール、北極、しろくま、、、、
文章の中でさえ少しでも冷んやりとしたい。
そう思ってしまう程の異例で異常な今年の夏、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今月のブログは桑原大輔が担当させていただきます。
7月某日、鼓和はとある会社のイベントに出演させていただきました。
この出演、普段とは一風変わった演出で、なんと社員の方々と一緒に演奏をしてオープニングを飾るといったものでした。
察しの良い方はお気づきかも知れません。
そう、今回一緒に演奏していただける社員の方々はこれまでスティックを持ったことがなく、そして太鼓の演奏経験もない、まさに人生初の挑戦企画と呼べるものです。
準備期間はおよそ1ヶ月。
3回のレッスンと本番前のリハーサルで仕上げなければなりません。
初めてのレッスンでは
「やばい、難しい、、、」
「楽器重すぎ!!」
「はやく叩けないいいいい!!」
など色々苦戦していたものの、出来ないところは互いに教えあったり、譜面が叩けるようになった時は喜び称えあったりと、初挑戦で困難なことにぶつかりながらも皆さんとてもポジティブに練習を進めていたことが印象に残っています。
レッスン後はスティックを持ち帰り、空き時間に個人練習。
短い準備期間の中で、真摯に向き合っていただけていたと思います。
そして当日。
オープニングは大成功!!
同僚のドラム演奏に驚きと興奮のお客様方。
今までの練習の成果を存分に発揮し、満面の笑顔で終われた社員の方々。
人生初挑戦の困難に立ち向かい努力した結果が報われた瞬間でした。
本番はほんの数分。
その輝かしい時間の裏では多くの人々の様々な努力や取り組みがあります。
そんな裏側が大変だった出演の話をもう少しだけ綴らせてください。
7/12日-13日、ららアリーナ東京ベイにて開催された、MONSTER STRIKE「DREAMDAZE Ⅲ (ドリームデイズスリー)」のオープニングショーに、鼓和-CORE-とVia Colorguardの合同ユニットで出演させていただきました。

今回鼓和としてはLED衣装を着て出演する人数が過去最大で、このお話をいただいた時には衣装が足りていないという状況でした。
衣装の増産、修理、スティックの増産、修理、
文字にすると単純でシンプルですが、実際はものすごく時間がかかり、正直投げ出したくなる程の作業量です。
それに加えて演出に関わる事前の撮影のため短期間での暗譜、準備。
リハーサル2日前にやっとスタートできた光の演出プログラミング。
リハーサル中に発生した衣装とスティックの故障部分の修理、プログラム不具合の修正。
自分としては24時間テレビ出演に続き、難易度負荷レベル歴代第2位にランクインしました。
本番1日目は光の演出チェックのため4時45分集合。始発で現地に向かいます。
無事リハーサルを終え、本番15分前。
本番前には必ず楽器と衣装が光るかチェックするのですが、、、、、
「〇〇君の衣装が光りません!」
・・・。
いやいや、さっきのリハは問題なかったじゃないですか!!!!
心の中で叫びつつ、楽屋にダッシュで戻ります。
必要な工具を準備して戻り、祈りながら作業します。
5分前
何とか光る状態に戻すことに成功し、再び楽屋にダッシュ!
自分の出演準備を整えます。
準備完了したのは90秒前を切っていました。
嘘のような、本当の話です。
間に合って本当に良かった・・・。

本番2日目は何事なく、演出も大成功!!
この出演に関わる色々が大変すぎて、終わった時にちょっと泣きそうになったことは秘密です。

長くなりましたが、華やかな出演の裏には様々な苦労や努力があります。
今回はそんな裏側のお話をさせていただきました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
補足
「白鳥の水かき」という言葉は、白鳥が水面を優雅に泳いでいるように見えても、水面下では足を激しく動かして水をかいていることから、「人知れぬ努力」や「表面は楽そうに見えても、裏では大変な苦労があること」のたとえとして使われます。





